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July 26, 2005

夏のまんなか

 あっと言う間に七月が終わる。気がつけば夏のまんなか。レコーディングも終わり、撮影も終わり、マスタリングも終わり、今は歌詞カード製作中。あんまり出来が早いので発売日は十月五日となりました。「窓の日」。
 私はずっと高知にいる。いるにも関わらず、人生で一番睡眠時間の短いひと月を過ごしている。眠りは必要であると実感する毎日。庭の芝生を両親が刈った。すると春吉がおしっこをしたところだけ草が枯れている。大体木の根元。植え替えるしかないらしい。残念。
 「色んなところに行って歌いたい」というのではない。歌いたいと思うところで歌いたい。それが遠くでも近くでも。私一人の力では出来ないことがたくさんあって、私は私に出来る事をするしかない。けれど歌を歌うとき、ステージから沢山の耳や心を感じるときというのはいつでも同じ神聖で感動のときだ。
 ことが大きくなればなるほど、自分の力の及ばぬ部分が出てくる。そういうものに私は巻き込まれたくないと思う。自分の力で出来る事、歌を創り歌う事、歌小屋の歌を洩らさず聴く事、与えてくれた仕事を精一杯やること。それ以外ないのに、と思う。それでも知らず知らずのうちに関わってゆく他者の力にやはり揺さぶられる時がある。どうしようもないことなのに、混乱するときがある。
 テレビやコンピューターは便利です。情報が集まっている。でもそれで知った気になってしまうのは危険。きっと真実の一千分の一くらいしかそこにはないから。そう思ってつかわなくては、と思う。今こうしてかいているこれも同じ事。つながった気になるだけ。伝わった気になるだけ。
 だけどあなたがそこで生きているんですね。私もここにいますよ。いつか会えたらいいですね。
夏のまんなか。汗をかいて、喉が乾いて水を飲む。

July 26, 2005 in スポーツ |

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Comments

ニューアルバム発売日早くなったんですね!
うれしいです。
矢野さんが伝えたい歌、早く聴きたいです。

Posted by: NINNIN | Jul 26, 2005 11:14:12 PM


ヤノさんの歌が生み出されてく感じが
どくどく伝わります。。
自分の知る由も無いところで歌ができて、
世に出た完成品と遭遇して
そこでココロがぐんと引き寄せられて・・・
という、私にとっての当たり前が
実はとても不自然だったなんて。
一度握手していただいた時のヤノさんの手の
華奢でひんやりしてた感じを思い出します。
ヤノさんの手から生きている歌が
確かに発信されてるんだって、
なんだか繋がった気がしています。
暑い日々ですが、どうかお元気で。


Posted by: hagakie-shi | Jul 27, 2005 12:00:24 AM


私は、大阪で生きています。
矢野絢子さんが「歌いたいと思うところで歌いたい。」という気持ちもわかります。
できたらその『歌いたいと思うところ』が『矢野絢子さんの歌を聴きたいと思っている人達のところ』であればいいと思っています、大阪も含めて。

Posted by: みっちゃん | Jul 27, 2005 1:58:49 AM


今日はカラカラした夏で、暑いけどなんか良い。
リビングの植物や、庭の草花の世話をする。
汗がしきりに落ちるけど、時折吹く風がいなしてくれる。

すぐ目の前で矢野さんが歌っている。
歌小屋になんとか通える私は幸せだと思っている。
でも、そうできない人達はきっと沢山居る。
だから、是非色んなところに行って欲しい。

Posted by: | Jul 27, 2005 2:37:33 PM


風が吹き、風がやむように、自然であってほしいと願っています。
名前が知られれば知られるほど、それは難しいことになるだろうから。舞台の上の俳優が、つねに観客によって精神的に引き裂かれているように。

先日はじめて「歌小屋の2階」におじゃまして矢野絢子さんのライヴを拝見したとき、事前にインターネットなどで見聞きした情報が邪魔になって、目の前にいる矢野さんの現実の姿が見えていないような感じがして、そんな自分がすごくいやでした。だから、まったく知らない歌手のライヴをたまたま観ているんだぞと、自分に言い聞かせるようにしていました。
さいわいなことに(!)知らない歌ばかりでしたから、はじめてのように聴くことができました。やっと耳と目が機能して、正常な「出会い」の位置にまで行けたような感じがしました。

それからその次の日、はじめて聴いた池マサトさんの歌が、いまになってすこしずつ、わたしのなかで素敵な光を放ち始めています。しかしまだまだ、わたしのなかに届いていないところがたくさんある。

クリエイターやインテリのひとたちは、1を聞いて10を知るテクニックのようなものを持っている。それがプロでありベテランとしての素養というものだと思っているひとがたくさんいる。でも本当はじつは、目の前のものをすぐに理解するなどということは、とても恥ずかしいことです。

ほんとうの理解者はいつも遅く、おくれてやって来る。それはデジタルであろうがアナログであろうが、おなじことだと思います。

Posted by: タナカシンイチ | Jul 28, 2005 10:43:02 AM


本当に暑い日が続いてますね。でも夏は暑いもの。でもやがて秋が来て、そして寒い冬がくる。「自然」。人間も自然に生きていくことができればそれ以上の事はないでしょうね。でもみんな無理をして、空回りなんかして、なんとか生きてるんじゃないでしょうか、僕も今けっこう大変な時期を迎えていますが、そんな中で気持ちを和らげてくれるのが絢さんの歌や、映画や、小説であるわけです。みんなどこかでつなっがっている。みんな一人ではないと思います。一人ではないという「自然」なことを頭において生きていきたいです。             アルバムが少し早く出るというニュース。これでまた僕は少し元気になりました。(^^)

Posted by: | Jul 28, 2005 6:45:41 PM


発売日早まったんですか。う、うれし~い!
なにせ一日も早く矢野さんの歌が聞きたいですから。
遠い遠い田舎町。でも、そんな所でも矢野さんの歌は生きていますよ。
できれば、いつか矢野さんの歌う姿をこの目で見れたら、と思います。いつか・・・・・。

Posted by: yutaka | Jul 29, 2005 10:33:29 PM


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